CLAUDE × ATLASSIAN

JiraのチケットをClaudeに任せる。 設定手順と制約を、具体的に。

Jiraの作業項目をClaudeに担当者として割り当てる「Claude Agent for Jira(ベータ)」と、ClaudeからJira・Confluenceを検索・更新する「Atlassian Rovo MCP Server」。違い、記入例、設定手順、制約・注意点、よくある質問を、Atlassian認定パートナーのINNOOVが整理しました。

  • Claude Agent for Jira(ベータ)
  • Rovo MCP Server
  • 手順・制約・FAQ
TWO WAYS

まずJiraとClaudeをつなぐ方法は2つ——作業を任せるか、情報をつなぐか

結論:Jiraの作業項目そのものをClaudeに任せたいなら「Claude Agent for Jira」、ClaudeからJira・Confluenceの情報を引き出して使いたいなら「Rovo MCP Server」です。目的に応じて使い分けます。それぞれの設定手順は、このページの後半で順番にご紹介します。

Claude Agent for Jira(ベータ)Jiraの作業項目の担当者にClaudeを指定すると、Claudeがコードを修正してGitHubにドラフトのプルリクエストを作成します。最後は人がレビューしてマージします。
Atlassian Rovo MCP ServerClaude(Claude Codeなど)から、Jira・Confluenceなどを自然な言葉で検索・要約し、課題やページの作成・更新までできます。

2つの方法の比較

観点Claude Agent for Jira(ベータ)Atlassian Rovo MCP Server
目的Jiraの作業項目をClaudeに任せるClaudeからJira・Confluenceなどを検索・更新する
起点Jira(担当者の指定、@メンション、Automation)Claude側(Claude Codeなどへの指示)
成果物GitHubのドラフトのプルリクエスト、Jiraへの進捗共有検索結果・要約、課題やページの作成・更新
連携先GitHubJira、Jira Service Management、Confluence、Bitbucket、Projects、Goals、Loom など
必要なものJira Cloud管理者、Anthropic Console(Managed Agents)、GitHubのサービスアカウント対応クライアント(Claude Codeなど)と、Atlassianアカウントでの認証
利用の考え方お客様自身のAnthropic APIキーを設定して利用Rovoクレジットを消費(呼び出しごと)
人の関与ドラフトのプルリクエストを人がレビューしてマージ操作はサインインした本人の権限の範囲内
提供状況ベータ公式ドキュメントで最新を確認

※Claude Agent for Jiraはベータ版です。内容は変わる可能性があるため、導入前にAtlassian公式ドキュメントで最新情報をご確認ください。

DEMO

作業項目を1件、Claudeに任せる

コーディングを担うClaudeを、Jiraの担当者として動かす流れです。担当者に指定すると、作業項目の「要約」「説明」「対象リポジトリ」がClaudeに渡り、作業が始まります。作業の様子は、作業項目のエージェントセッション欄で確認できます。

コードを修正作業項目の内容に沿って、対象リポジトリのコードを修正します
ドラフトPRを作成サービスアカウントから、GitHubにドラフトのプルリクエストを作成します
Jiraで共有状況と結果が作業項目に共有され、レビューは人が行います
記入例と注釈を見る:ログイン画面の文言を直す
項目記入例
要約ログイン失敗時のエラー文言を日本語に変更する
説明現状は英語の「Invalid credentials」が表示される。「メールアドレスまたはパスワードが正しくありません」に変更する。
受け入れ条件:①文言が変更されている ②既存のテストが通る ③変更は該当ファイルのみ
対象リポジトリ(組織名)/(リポジトリ名)
担当者Claude Agent for Jira

※記入例は説明用の架空の内容です。受け入れ条件まで書いておくと、ドラフトのプルリクエストを確認しやすくなります。

LIMITS

導入前に知っておきたい制約・注意点——2つの方法ごとに整理

制約はベータ版のため変わる可能性があります。Atlassian公式ドキュメントの記載に基づく整理です。

AGENT FOR JIRAClaude Agent for Jira(ベータ)

  • ベータ版のため、仕様や対応範囲が変わる可能性がある
  • 小〜中規模のコーディング作業向け。成果はドラフトのプルリクエストで、マージ前に人のレビューが必要
  • HIPAA・FedRAMPの環境では使えない
  • 作業項目の情報がAnthropicに送られ、Zero Data Retentionには非対応
  • APIキー・GitHubトークンはForgeに暗号化保存。リポジトリの範囲は自社で管理

ROVO MCP SERVERAtlassian Rovo MCP Server

  • 操作はサインインした本人の既存権限の範囲内
  • 利用はRovoクレジットを消費(呼び出しごと)
  • 2027年3月1日以降、v1の設定はv2のツールを利用する
  • 管理者向けの設定は、Atlassian公式ドキュメントで確認

最新の制約は、Atlassian公式ドキュメントでご確認ください。 Claude Agent for Jira のセットアップ(公式) / Rovo MCP Server のスタートガイド(公式)

SETUP

Claude Agent for Jira の設定手順——導入から割り当てまで

Atlassian公式のセットアップガイドに基づく手順です。ベータ版のため、画面や項目名は変わる可能性があります。

Jiraの「Select an agent」メニューでClaude Agent for Jiraを選ぶ画面
Claude Agent for Jiraの説明カード。起動方法は3つあることが表示されている
「Claude Agent for Jira is working」と表示された作業項目の画面
エージェントのチャットパネルで進捗を確認する画面
準備前提を確認する
  • Jira Cloudの管理者権限(Marketplaceアプリをインストールできること)
  • Claude ConsoleとManaged Agentsを利用できるAnthropicアカウント(APIキー・エージェント・環境を作成できる権限)
  • GitHub組織と、リポジトリの読み取り・ブランチのプッシュ・プルリクエストの作成ができるトークンを持つマシン/サービスアカウント

Atlassian Marketplaceの掲載情報では、Rovoが有効なJira Cloudも前提とされています。

STEP 1Marketplaceからインストールする
  1. Atlassian Marketplaceの「Claude Agent for Jira」で「Get now」を選びます。
  2. 対象のJira Cloudサイトを選びます。
  3. インストールを確認します。

設定は後から、「Settings > Apps > Manage apps」で変更できます。

STEP 2認証情報を用意する
  • ClaudeのAPIキー:Anthropic Consoleで対象のワークスペースに切り替え、「Settings > API keys」で名前付きのキーを作成してコピーします。
  • GitHubトークン:マシンユーザーアカウントでサインインし、クラシックまたはfine-grainedのパーソナルアクセストークンを作成します。最低限、「Repository contents(読み書き)」と「Pull requests(読み書き)」を付与します。fine-grainedの場合は、組織を所有者に指定し、対象リポジトリを明示的に許可します。
STEP 3Jiraで設定する
  1. 「Settings > Apps > Manage apps」で、対象のエージェントの「Configure」を開きます。
  2. ClaudeのAPIキーをCMA欄に貼り付け、「Create agent」を選びます。既定のエージェントと環境が作成され、Anthropic Consoleの「Managed Agents」「Environments」で確認できます。
  3. GitHubトークンをGitHub token欄に貼り付け、「Save」を選びます。
STEP 4作業項目を割り当てる
  • 担当者で指定:作業項目に「要約」「説明」「リポジトリ」を入力し、担当者にエージェントを指定します。
  • コメントで指示:アクティビティのコメントにタスクを書き、エージェントを@メンションします。コメントの内容は追加の指示として渡されます。

Jira Automationのルールに組み込む方法は、Atlassian Marketplaceの掲載情報に記載があります。

STEP 5結果をレビューする

作業項目のエージェントセッション欄で進捗を確認します。完了後、サービスアカウントが作成したドラフトのプルリクエストと、Jiraのコメントを確認し、問題なければマージします。

最初は、小さなテスト用リポジトリで動きを確かめてから、対象を広げることをおすすめします。

ROVO MCP SERVER

ClaudeからJira・Confluenceを使う——Rovo MCP Serverの接続手順

Atlassian Rovo MCP Serverは、Claudeなどの対応クライアントから、Jira・Jira Service Management・Confluence・Bitbucket・Projects・Goals・Loomなどの情報を扱えるようにする、Atlassian公式のリモートMCPサーバーです。

Claudeのコネクタ設定でAtlassian Rovoのツール権限を確認する画面
Confluenceの仕様書から作業項目を作成するよう、Claudeに自然な言葉で指示した画面
ClaudeがRovoでJiraとConfluenceを検索し、課題を作成している途中の画面
Jiraにエピックと子チケットが作成された一覧画面
STEP 1Claude Codeに追加する

ターミナルで次のコマンドを実行します。

claude mcp add --transport http atlassian https://mcp.atlassian.com/v2/mcp

Claude Desktopなど他のクライアントは、Atlassian公式のスタートガイドの手順に従ってください。

STEP 2サインインして許可する

Claude Codeのセッションで /mcp を実行し、表示に従って認証します。認証はOAuth 2.1が基本です。APIトークンによる認証もオプションで利用できます。

STEP 3自然な言葉で指示する

接続後は、JiraやConfluenceの内容を、自然な言葉で検索・要約してもらえます。課題やページの作成・更新も依頼できます。

  • 例:「プロジェクトXの未完了チケットを要約して」
  • 例:「このConfluenceページの内容をもとに、Jiraに課題を作成して」
STEP 4権限と利用量を確認する

操作は、サインインしたユーザーの既存の権限の範囲内で行われます。利用はRovoクレジット(組織共有のプール)を消費し、クレジットは呼び出しごとに消費されます。管理者向けの設定は、Atlassian公式のRovo MCP serverの管理ドキュメントをご確認ください。

エンドポイントはv2(https://mcp.atlassian.com/v2/mcp)です。Atlassian公式ドキュメントでは、2027年3月1日以降、v1を使い続けている設定はv2のツールを利用するようになるとされています。古い設定の場合は、確認してください。

c2
Claude Support

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FAQ

Claude × Jira よくある質問

Claude Agent for Jira(ベータ)とは何ですか?
Jiraの作業項目の担当者にClaudeを指定すると、Claudeがコードを修正してGitHubにブランチとドラフトのプルリクエストを作成する、Atlassian Marketplaceのアプリ(ベータ)です。Claude Managed Agentsを利用しており、進捗はJiraに共有され、最後は人がレビューしてマージします。
Jiraの作業項目をClaudeに割り当てるには、どうしますか?
作業項目に「要約」「説明」「リポジトリ」を入力し、担当者にエージェントを指定します。アクティビティのコメントでエージェントを@メンションし、追加の指示を伝える方法もあります。Jira Automationのルールに組み込む方法は、Marketplaceの掲載情報に記載があります。
Claude Agent for Jiraの利用に必要なものは何ですか?
Jira Cloudの管理者権限、Claude ConsoleとManaged Agentsを使えるAnthropicアカウント(APIキーを作成できる権限)、GitHub組織とサービスアカウント(リポジトリの読み取り、ブランチのプッシュ、プルリクエスト作成ができるトークン)が必要です。Marketplaceの掲載情報では、Rovoが有効なJira Cloudも前提とされています。
Atlassian Rovo MCP Serverとは何ですか?
Claudeなどの対応クライアントから、Jira、Jira Service Management、Confluence、Bitbucket、Projects、Goals、Loomなどの情報を自然な言葉で検索・要約・更新できるようにする、Atlassian公式のリモートMCPサーバーです。OAuth 2.1で認証し、操作はサインインした本人の既存権限の範囲内で行われます。
Claude CodeからJiraに接続するにはどうしますか?
ターミナルで「claude mcp add --transport http atlassian https://mcp.atlassian.com/v2/mcp」を実行し、Claude Codeのセッションで「/mcp」を実行して認証します。
2つの違いは?どちらを使えばよいですか?
目的で選びます。作業項目をClaudeに任せてコードの修正とドラフトのプルリクエストまで進めたいならClaude Agent for Jira、ClaudeからJira・Confluenceを検索・要約・更新したいならRovo MCP Serverです。
制約や注意点はありますか?
Claude Agent for Jiraはベータ版で、HIPAA・FedRAMPの環境では使えず、Zero Data Retentionにも対応していません。成果はドラフトのプルリクエストなので、マージ前に人によるレビューが必要です。Rovo MCP Serverは利用のたびにRovoクレジットを消費し、v1のエンドポイントは2027年3月1日以降、v2のツールを使うようになります。
Anthropicに送られるデータと、認証情報の扱いは?
作業項目の要約・説明・リポジトリのリンクがAnthropicに送られ、コメントは追加の指示として渡されます。APIキーとGitHubトークンは、Forgeのキーバリューストアに暗号化して保存され、Managed Agentのセッション実行とGitHubへのアクセスにのみ使われます。
費用はどのくらいかかりますか?
Claude Agent for Jiraは、お客様自身のAnthropic APIキーを設定して利用します。具体的な金額は、Anthropicの公式サイトでご確認ください。Rovo MCP ServerはRovoクレジットを呼び出しごとに消費します。上限はAtlassian公式ドキュメントでご確認ください。
INNOOVではどのような支援を受けられますか?
Atlassian Gold Solution PartnerのINNOOVが、利用目的の整理、権限・利用ルールの設計、Jira・Confluenceとの連携設定、社内トレーニング、定着と効果測定まで伴走します。小さなテスト用リポジトリでの検証からのご相談も可能です。

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